子供にハムスター飼いたいと言われたけど、子供のお世話しながら、飼えるかな?
子供はお世話を頑張る!と言うけど、続けられるのかな?
とお悩みの方はいらっしゃいますか?
子供にハムスターを飼いたいと言われたら。
飼うか飼わないか、判断するために知っておいてほしいことを、まとめました。
結論としては、
飼う前に知っておくべきことを知った後でも、飼いたい!と親自身が思えることが必須。
また、親自身が、お子さんがいる毎日の生活のルーティンに、どんな時も必ずハムスターのお世話を組み込む!と覚悟を決められたら、飼っても良いと思います。
この記事はハムスターの飼育経験が3匹ある(子供が産まれてから飼ったのは2匹)ハムスター好き主婦のめんだこが書きます。
我が家のハムスター飼育歴
(写真:2匹目に飼ったハムスター)
我が家では、現在飼っているハムスターを含めて、3匹のハムスターを飼った経験があります。
1匹目
1匹目は新婚の頃、飼い始めました。
ジャンガリアンハムスターという種類の小さめのハムスターです。(体長6~10㎝)
義実家で生まれたハムスターを譲り受ける形で、2年半飼いました。
ジャンガリアンハムスターの平均寿命は2~2年半なので、頑張って生きてくれたと思います。
(写真が探せませんでした…)
2匹目
2匹目は、娘が生まれて、年長(5~6歳)の時に飼い始めました。
ゴールデンハムスターという種類の大きめのハムスターです。(体長10~15㎝)
当時、義実家で飼っていた、ジャンガリアンハムスターをみた娘が「自分も飼いたい!」と大騒ぎ。
自分でも面倒みるんだよと、約束して飼い始めました。
残念ながら、その子は1年未満で
亡くなってしまいました。
3匹目
3匹目は、現在飼っているゴールデンハムスター(約1歳半)です。※2023年7月現在
人には馴れていますが、警戒心が強く、懐くことはありません。
そんなことは関係なく愛おしい存在です。
ハムスターを飼いたい!子供に言われたら、親が知っておくべきこと
(写真:3匹目のハムスター)
子供が幼稚園~小学校低学年のとき、ハムスターを飼った経験から考えて、子供にハムスターを飼いたいと言われた場合。
飼うか飼わないかを判断するために、知っておくべきことをまとめました。
ハムスターは夜行性
(写真:ケージ内)
ハムスターは夜行性の動物です。
又、活動時間には、多少の個体差があるのはご存じでしょうか。
私は、Twitterでハムスターアカウントを持っています。
他の方の投稿をみていると、我が家のハムスターのように、夕方過ぎに起きて、朝には寝ている様子のハムスターの様子が見れます。
一方、夜に起きて、朝も活動しているハムスターも…。活動時間に個人差があるハムスターですが、どちらにしても、日中は寝ています。
そして、よほど、警戒心が解けない限り、寝ている姿は見れません。
日中は、木製や陶器製のハムスターの家の中、又は床材(とこざい)と呼ばれるケージの下に敷くフワフワしたものの中で、
寝ているからです。
巣箱の外で寝るのを、野良寝と言います。
そこまで、警戒心がなくなる関係性、あこがれる…。
ハムスターを飼っても、日中、姿を見られないことは、頭に入れておきましょう。
基本的には、懐かない動物
(写真:部屋んぽ中/お部屋を散歩させることを、通称→部屋んぽという)
基本的にはハムスターは、懐かない動物です。
手の上で、ひまわりの種を食べる、ハムスターの姿…
そのまま、眠くなって、寝てしまった姿が愛らしい…。
夢を壊すようですが、そういった体験は期待しない方が無難です。
懐くハムスターもいますが、大体のハムスターが懐くというより「人に慣れる」イメージです。
すごく慣れるハムスターもいれば、少しだけ慣れるハムスターもいて、個体差があります。
もしかしたら、お子さんは、ハムスターをたくさんなでたい、手のひらにのせたい…など。
希望を持っているかもしれません。
飼ってから、想像と違うことがわかると、お世話したい気持ちが無くなってしまうかもしれません。
事前に、ハムスターの特徴を、子供に伝えておきましょう。
寿命が短い
(写真:ふわふわした素材が好きで、のぼってきた)
ハムスターは寿命が短い動物です。
種類や個体差はありますが、2~3年で生涯を終えます。
病気やケガで早く亡くなるハムスターもいます。
可愛がっていた、ハムスターが亡くなる経験は辛いものです。
実際、初めて飼ったハムスターが亡くなった時、娘は大変ショックを受けていました。
今でも、自宅裏にあるお墓に、野花をお供えして「もう一度、会いたい」とこぼしています。
小さいお子さんだと、理解が難しいかもしれませんが、いつかお別れの時がくることを、飼う前に伝えましょう。
おやつはあげ放題ではない
(写真:チュールを食べる)
ハムスターを飼う楽しみの1つは、「おやつをあげること」ではないでしょうか。
早くちょうだい!とアピールする姿、おやつ欲しくて、飼い主の膝へ登ってくる姿は、とても可愛いものです。
だからと言って、おやつをたくさんあげられる訳ではありません。
ハムスターの主食は、ペレットという固いご飯になります。
基本的に、これだけでハムスターは健康に過ごせます。
その他のものは、基本的にあげなくても良いそうです。
(我が家のかかりつけ医である、エキゾチックアニマル専門医談)
むしろ、ペレット以外の物はあげすぎると、体重が増えすぎたり、病気の原因になる可能性があります。
我が家のハムスターの場合、持病のため、おやつは1日にひまわりの種を2粒、チュールを3分の1のみです。
お子さんとハムスターが、早く&少しでも仲良くなるために、おやつをたくさんあげたくなるかもしれません。
しかし、そのために病気になって、死んでしまったら、後悔しかありません。
気を付けましょう。
子供がお世話を継続できるかはわからない。
(写真:まだ噛まれていない頃の娘とハムスター)
お子さんがハムスターのお世話ができるかといえば、答えは「はい」だと思います。
幼稚園生でも、手伝える簡単なお世話もあります。
では、お世話が続けられるかと言ったら…?
単純に、興味がなくなってしまって、お世話をしなくなるだけでなく、できなくなるケースも多々あります。
我が家では、以下のケースで、お世話をしなくなった時期がありました。
ハムスターに噛まれて、怖くなった。
親がハムスターを可愛がるのをみて、焼きもちをやいた。
です。
娘はハムスターのお世話中、指を噛まれました。
それをきっかけに、あまりお世話ができなくなりました。
本気噛みではなかったので、大事には至りませんでしたが、
とても痛そうだったので、まだ子供ですからお世話ができなくなったのも、無理はありません。
又、親がハムスターを可愛がったため、子供が焼きもちをやいてしまい、お世話をしなくなった時期もありました。
このように、本人の意思とは、関係ないところで、お世話ができなくなるケースもあります。
最悪を想定すれば、子供がお世話をしなくなることは、容易に考えられます。
子供が継続できるかできないかは、飼ってみないと正直わかりません。
子供ではなく、親がかならず責任をもって、最後までお世話する覚悟が必要です。
お世話をする時間は毎日、夕方~夜だけど、大丈夫?
(写真:部屋んぽ中、音にびっくりして、周りの様子を伺う)
前述したとおり、ハムスターは夜行性です。
お世話をするのも、ハムスターが起きている、夕方~夜になります。
ご家庭のルーティンに、ハムスターのお世話を組み込めるのか、事前に考えておきましょう。
参考として、我が家のルーティンを載せます。
ご自身のご家庭に置き換えて、考えてみて下さい。
18時 夕飯
18時45分 皿洗い 風呂準備
19時15分 風呂
19時45分 子供&自分の身支度(ドライヤーなど)
20時15分 シンク&コンロ掃除 布団敷き
20時30分 ハムスターのお世話(散歩をふくむ)
21時 子供のランドセル準備付き添い
21時15分 子供&自分の寝る身支度(歯磨きなど)
21時30分 就寝
正直、30分のハムスターのお世話がなければ、21時に就寝できます。
予定が押してしまった時は、家事を省く・夫にハムスターのお世話を任せる(夫が帰宅していればですが…)等、工夫します。
生き物なので、忙しくて、お世話ができなかったはNGです。
家族みんなでハムスターを迎えられるか相談してみましょう。
ハムスターを診察してくれる動物病院は少ない
(写真:健康チェックで体重測定中)
ハムスターは非常にデリケートな動物です。
何か異常があった場合は、すぐに病院へ受診しましょう。
1日様子を見たために、手遅れになって、亡くなってしまうこともあります。
しかし、困ったことに、ハムスターを診てくれる動物病院は、多くありません。
実際、私が住んでいる地域には、5か所以上の動物病院がありますが、診てくれる病院は1か所だけです。
では、そちらがかかりつけ医かというと、そうではありません。
ハムスターをしっかり診てもらうには、できれば、エキゾチックアニマルを専門的に診てくれるところが
おすすめです。
我が家も、専門医がいる病院をかかりつけ医にしています。
2匹目に飼ったハムスターが具合悪くなった時、地域で、唯一ハムスターを診てくれる病院を受診しました。
とても熱心で良い先生でしたが、思うところがあり、3匹目に飼ったハムスターの体調が悪くなった時は、専門医いる別病院を受診。
正直、設備・知識とも、違うと言わざるを得ませんでした。
わたしにとって、ハムスターは家族です。
家から遠くても、専門に診てもらえる病院を選択して、現在も通院中です。(持病のため)
このように、ハムスターを診てもらえる動物病院は、少ない上に、専門医がいる病院となると、更に少ないのが現状です。
又、実際に具合が悪くなった時、初めて行く病院だと、突然の診療は断られる場合があります。
(受診歴が、必要な場合あり)
ハムスターを飼って1カ月ほどしたら、健康診断をかねて、事前に動物病院を受診しておきましょう。
少なくとも、事前に、ハムスターを診てくれる病院を探しておくのは、大切です。
冷暖房は必須
(写真:快適な室内で遊ぶ)
ハムスターにとっての適温は、本やネットによって、多少幅はありますが、20~25度といわれています。
湿度は40~60%が適しています。
一昔前は、ハムスターのために、冷暖房を使う認識は、なかったかもしれません。
しかし、現在は違います。
現在、夏の時期は、昔とは比べ物にならないほど暑く、適切に冷房を使うことが推奨されています。
それは人間だけではなく、ハムスターも同じです。
人間が家にいない時も、ハムスターのために、適切にエアコン等を使って、室温調整をしましょう。
ハムスターは汗をかけません。
自力の体温調節が難しいので、ケージ内の室温・湿度を、適切に保つことは、必須です。
湿度は、高すぎると、カビやダニが繁殖しやすくなり、不衛生ですし、ハムスターが病気になりやすくなります。
特に梅雨は湿度調整にも、気を配りましょう。
電気代が爆上がりのご時世ですが、動物を飼うとなれば、節約できない電気代が発生します。
ハムスターも例外ではありません。
電気代をケチったために、ハムスターが病気になったら、どうでしょうか。
お金のことでいえば、電気代よりも、病院の方がお金がかかります。
何より大切なハムスターに、辛い想いをさせてしまいます。
最悪、死んでしまうかもしれません。
必ず、エアコン等を使って、適切な環境を保ちましょう。
冬場は、ゲージの下に、シートヒーターを設置する。
夏場は、就寝時、ハムスターと同じ部屋で、冷房をつけて寝る等、工夫をしましょう。
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まとめ
(写真:ケージ大掃除が終わるのを一時待機場所で待つ)
繰り返しになりますが、結論としては、飼う前に知っておくべきことを、知った後でも、飼いたい!と親自身が思えて
親自身が
お子さんがいる毎日の
生活のルーティンに、
どんな時も必ず
お世話を組み込む!
と覚悟を決められたら、
飼っても良いと思います。
又、記事では
お子さんにハムスターを
飼いたいと言われた場合に
事前に知っておいてほしい
知識をまとめましたが
飼育方法ではありませんので
ハムスターを飼うと決めたら、
飼育本を一冊購入し
読み込むことをおすすめします。
ネットでも調べられますが
知識の学び落とし防止のため
できれば本がおすすめです。
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厳しいことも書いてしまったかも
しれませんが、ハムスターが
いる生活は、心癒されます。
大変なこともありますが
それを上回る幸せを感じられる
日々を過ごしています。
ぜひ、覚悟ができた方は
お子さんとご一緒に
新しい家族として
ハムスターをお迎えして
くださいね!