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子供が家で、習い事の練習をしない…。
親が声かけをするのは、自主性を奪う?
でも、自分からは、練習しないし…。どう対応したらいいの?
お悩みの方はいらっしゃいませんか?
そもそも、練習は親が促すべきなのか…。
うちの娘はダンスを習っており、この問題に直面しました。
結論は「まずは、親が自分と子供の気持ちに向き合おう。その上で、練習が必要であれば、促す。」です。
練習が必要と判断した場合の、練習するための声かけの仕方・練習したくなるアイディアも載せました。
また、やることをわかりやすく、ワーク(WORK)として書きました。
読みながら、ぜひやってみて下さい。
我が家の話が、お悩みの方のご参考になれば、幸いです。
【前提】自宅レッスンが必要な習い事もある
我が家では、小学校低学年の娘が、週1回ダンスを習っています。
ダンス経験のない親(私)から見ると、かなり難しい振り付けです。
先生から、レッスン日は振り付けを集中して覚えて、自宅でブラッシュアップ(上手になるよう練習)してくるよう、言われています。
(ブラッシュアップに特化したレッスン日もあります。)
また難しい振り付けが多く、娘はレッスン日だけでは、振り付けを覚えられません。
上達するためだけでなく、振り付けをしっかり覚えるためにも、自宅練習が必要です。
ピアノやバイオリン等の音楽系・バレエ等のダンス系も、家での練習が必要と聞きます。
自宅練習が必要な習い事は、あるのです。
自宅練習を促さなかった結果(自分への憤り)
娘の場合、発表会前なのに、2週間全く練習しない時がありました。
学級閉鎖等があり、週1のレッスンも休んでいた状態。
家で練習して、カバーする必要があったと思います。
しかし、全く練習をしなかった娘は、本番で振り付けがあやふや。
何度も振り付けを間違えていました。
本番にむけて、練習をしなかった娘に、憤りを感じました。
そして、同じくらい、親として、自分自身へも憤りを感じたのです。
家で練習するべきと感じていたのに、子供と向き合わず、練習を促さなかったからです。
過去、練習を促していた時期もありました。
しかし、都度、声かけをするのも疲れます。
嫌な顔をされると、こちらも嫌です。
また、本人にやる気がない状態で、親が声かけして、練習させても、意味がないのでは?
逆にやる気を奪ってしまうのでは?という、迷いもありました。
せっかく本人の希望ではじめた習い事なのだから、親はなるべく口を出さない方が良いのでは…。
自主性が大切だろうし、自分から練習するのを待とう…。
結果として、ただ放置してしまいました。
発表会の様子を見て、自分の対応が間違っていたと気づいたのです。
このままでは、いけないな。
今、子供がどう思っているのか。
子供がどうしたいのか。
推測ばかりせず、本人に確認する必要がありました。
また、親の私はそれを受けて、どんな対応をしていきたいのか。
きちんと考える必要がありました。
一度、親としての自分の気持ちと、子供の気持ちに向き合わなければならない…と、強く感じたのです。
親としての、自分の気持ちに向き合う
子供の自主性や気持ちを大切にするのは、素晴らしいです。
しかし、親には、親の考えや、気持ちがあって当然。
私は、親としての自分の気持ちが整理できず、本当は、娘に自宅練習が必要と感じ、促したかったのに、できずにいました。
一度、きちんと自分の気持ちに向き合ってみよう。
習いごとを通して、娘にどんなことを学んで欲しいと思っているのか。
どんな姿勢で、習い事をして欲しいのか。
また、それはなぜか。
自分と向き合い、親として子供に求めているものを書きだすことにしました。
親としての想い7つ
自分の中の想いをまとめた結果。
以下の7つが出てきました。
親としての想い
- 向上心(目的)をもって、練習してほしい。(上達してほしい)
- 先生のお手本と見比べて、良いところを真似していく力を身に着けてほしい。
- お友達のダンスの良いところをみつけて、取り入れていく力を身に着けてほしい。
- 振り付けでわからないところがあれば、先生に質問する積極性をもってほしい。
- 継続的に自宅練習をして、上達していく過程で、自然と自信をつけていって欲しい。
- 一生懸命練習して、失敗したら悔しい想いをして欲しい。(立ち直る力をつけて欲しい)
- 一生懸命練習して、上達をして、達成感を感じる経験を重ねて欲しい。
私が子供に求めているのは、ダンスの技術的な成長と、何よりもそれに伴った心の成長でした。
習いごとを通して、自分で学んでいく力を得て欲しい。
練習をして、過去の自分よりも上達し、自信をつけていって欲しい…。
人生の糧となる経験を積み重ねてほしい。
改めて、言葉に書き出してみると、こんなことを望んでいたのか…と自分の想いの熱量に驚きます。
その熱量が押しつけにならないよう、過度に抑えていたことも自覚しました。
正解ではないかもしれないけど、親としての想いです。
しかし、娘が習い事に、熱心な想いがない場合、重荷になる可能性も高いと思いました。
娘がどう思っているかを確認し、それを受けて、どこまで伝えるか、決めることに。
この親としての想い=習い事に対しての考え方は、大切です。
子供が「なぜ練習しなければならないのか?」という疑問をもった時、親なりに、練習をする意味を伝える助けになります。
よく、なんで、学校で勉強しなきゃいけないの?って、子供に聞かれませんか?
習い事の練習も同じです。
練習はやらなきゃいけないから、やるんだよ!では、やる気が出ません。
親が真剣に考えた「習い事を通して、〇〇を学んで欲しい」という想いは、子供にとって、愛情だと思います。
また、「あなたのためを想って、言っている」という押しつけではなく、言い方は良くないですが、あくまで自分が勝手に抱いている想いという自覚も大切。
(正解ではないという、謙虚さが必要だと思います。)
今は難しくても
「親は、ただ練習しろというわけではなく、私への想いがあって、練習しなさいって言ってるんだな」
と伝わっていくのが大切と思うのです。
WORK①
親としての、自分のきもちを書き出してみよう。
POINT
親としての想い=習い事に対しての考え方は、大切。
「あなたのためを想って、言っている」という押しつけではなく、「勝手に自分が抱いている想い」という自覚も大切。
娘の答えを予想して、親としての対応を決めておく。
では、娘は習い事に対して、どんな気持ちや考えを持っているのでしょうか。
私の場合、前述のとおり、親として、かなり熱い想いをもっています。
娘が軽いきもちで習い事をしている場合、重荷になる可能性が…。
子供の想いを受けて、自分自身はどうするのか。
パターン別にある程度、考えておくことに。
以下の3パターンが思い浮かびました。
子供の答え予想3パターン
子供の答え予想3パターン
- 辞めたいと言われた場合
- 続けたいが、上達しなくても良い場合(ただ楽しみたいだけ)
- 続けたいし、上達もしたい場合
①辞めたいと言われた場合
1つ目として、考えられるのが、辞めたいと子供が思っているパターンです。
その場合、辞めるのは仕方ないけれど、何かを達成(ゴール)したら、辞めると決めて欲しいと思いました。
例えば、今習っている振り付けの発表会まで頑張ったら、辞める等です。
達成して、やり切ったから、別の何かに挑戦する。
そんな前向きな姿勢を、少しでも保てたら良いなと思いました。
また、辞めたい理由も重要です。
習い事に興味がなくなった、つまらないという理由の場合。
辞める決断をし、その時期を考える話になるでしょう。
しかし、人間関係で悩んでいる場合はどうでしょうか。
まずは、辞めたいほど悩んでいる事実を受け止め、しっかり子供の話を聞いてあげる必要がありますよね。
習い事を単純に辞めるのではなく、講師の方に相談すれば、解決への道もあるかもしれません。
また、習い事自体は楽しくても、教室の雰囲気や先生と合っていない可能性もあります。
別教室の体験へ行き、自分に合った教室を探し直すことで、やる気が戻るかもしれません。
習い始めて、すぐ辞めたいとなる場合もあると思います。
その場合は、「次に何か習い事をしたいとなった時、またすぐに辞めたら、もう習い事はしばらくできない」等、話をしておくのも良いと思います。
このように、お子さんの気持ちによって、対応は変化すると思います。
WORK②
辞める前に、達成する目標の提案をざっくり考えておく。
(最終的には、子供と相談するのを、忘れずに。)
POINT
辞めたい理由を確認するのが、大切。
お子さんの気持ちによって、対応が変化すると、頭の片隅に入れておこう。
②続けたいが、上達しなくても良い(ただ楽しみたいだけ)の場合
2つ目は、習い事は続けたいけど、上達には関心がなく、楽しむだけで満足というパターンです。
言い換えれば、遊びの感覚です。
好きな友達がいるから、なんとなく楽しく一緒にダンスしたい。
先生に教えてもらうのが楽しい。
この場合、親としては、高い月謝を払ってまで、お遊びをさせるのか…という気持ちが沸くかもしれません。
送迎など、親がどの程度負担に思っているか等も、続けさせるかどうかの判断基準になると思います。
自分の気持ちと相談しましょう。
実は、私の場合、習い事を始めさせる前の想いとして「学校以外に、娘の居場所をつくる」というものがありました。
家庭と学校の往復だけではなく、好きなことができる居場所を作ってほしい。
自分の世界を広げてほしい。
その願いのために、娘の気持ちが②パターンの場合でも、習い事を続けさせてあげようと思いました。
一生懸命練習して得られる達成感等は、ないかもしれません。
しかし、娘が自ら選んだ場所で、人とのつながりが増え、絆が深くなる…それは、かけがえのないことです。
また、矛盾しているかもしれませんが、親として、上達して得る物を得て欲しい気持ちはありますが、必ずしも、「上達しなければならない」訳ではないと思います。
(習い事の教室の雰囲気で、上達しないままの在籍がむずかしい場合もあるかもしれませんが…)
楽しくダンスを続けて、生涯の趣味となるだけで、人生が豊かになるでしょう。
生涯の趣味とまでいかなくとも、楽しい時間を過ごすこと自体、素敵な経験です。
ただ、娘の習い事の場合、団体での発表があります。
最低限、習い事を続ける限りは、振り付けを覚える、というルールは設けても良いと思いました。
そして、ここで重要なのですが、私の場合、先ほど自分に向き合って書き出した
「親として娘に求めていたもの」は、②パターンの娘に伝えても、重荷になるだけです。
続けさせると決めたら。
自分の親としての想いは、②パターンの娘がもつ習いごとへの気持ちとは、そぐわないと自覚し、諦めると決めるのが大切です。
ここで、親の気持ちをごり押しすれば、習い事への、親と子供の気持ちの方向は、さらに離れていくと思います。
習い事をするのは子供本人です。
子供の想いを、変えることはできません。
変える必要もありません。
子供が求めるとおり、楽しく習い事ができればOK!と決めれば、親側も楽になります。
例えば、家での練習をうながすのも、振り付けを覚えていない時だけと決められるので、楽です。
子供と事前にルール(振付を覚えていない時は、練習する)を決めていれば、声掛けする必要があるかないかも明白なので、迷いません。
心に余裕ができます。
WORK➂
遊びでも、習い事を続けさせるか、自分の気持ちを確認しておく。
必要なルールを決めよう。
POINT
親として、納得できるなら、続けさせよう。
➂習い事を続けたいし、上達もしたい場合
3つ目は、習いごとを続けたいし、楽しい。
上達もしたいというパターンです。
この場合、上達したいなら、家での練習が必要なことと、その理由を伝えると決めました。
そもそも、レッスンで習ったことを覚えていない状態で、次のレッスンに行くとどうなるか。
ダンスでいうと、前回の振り付けを覚えていないので、新しい振り付けを覚えるのに集中できなくなります。
結果として、どんどんわからなくなってしまい…。
わからないから、楽しくなくなる可能性もあります。
毎日(継続的な練習の積み重ね)が大切で、少しずつ、できることを増やしていくと、半年後・一年後の上達具合が変わります。
また、3つ目のパターンの場合のみ、必要に応じて、自分と向き合って書き出した、親として想いを伝えようと思いました。
WORK④
上達したいなら、家で練習が必須なことを伝えるため、理由をまとめておく。
(伝えたいことをまとめておく。)
POINT
私の場合、書き出した「親としての想い」を伝えるなら、③パターンの時のみ。
皆さんの場合、どのパターンの時に、伝えますか?
考えておきましょう。
子供の話を聞く(質問する)
親の気持ちが整理できて、子供の答えに対する方針を決めたら。
子供の話をしっかり聞きましょう。
大事なお話があると伝え、相手の都合が良いか確認します。
本人が遊びに夢中な場合、話し合いができる時間を決めてもらって、待ちましょう。
相手が話を聞いてくれる態勢になるのが、大切です。
現状、親から見て、習い事で問題に思っている話をします。
我が家の場合、家で練習をしなかったために、発表会で振り付けを何度も間違えていた話をしました。
その上で、家で練習をする必要があったと、ママは考えていると、伝えました。
発表会前だけど、練習しないの?と、質問したことも、思い出してもらいます。
(当時、振り付けを覚えているから、大丈夫!と本人は答えていました。)
でも、娘ちゃんは家での練習が必要でもやらなかったよね?どうしてかな?と話を持っていきます。
子供が緊張していたら、責めてるわけではないこと。
怒っていないから大丈夫、と前置きしてあげましょう。
そもそも、確認なのだけど…。
娘ちゃんはダンスの習い事は楽しい?
続けたいと思っているのかな?と聞きました。
(この質問が私が一番確認したいことでした。)
以下、少しずつ質問をして、娘の気持ちを確認していった会話です。
楽しい!続けたい!
皆と一緒にダンスを一緒に習うのが楽しい。
先生から教えてもらうのが楽しい!
(ここまでの確認で②または➂のパターンが確定)
そうなんだ。
じゃぁ、ダンスが上手くなりたいと思っている?
それとも、先生や皆と楽しく遊んでダンスができるだけでも、OKなのかな?
上手になりたい!
〇〇ちゃんみたいに、上手に踊れるようになりたい。〇〇ちゃんみたいになりたい!
(ここで、娘が予想していたパターンの➂「習い事を続けたいし、上達もしたい場合」だと、確定)
ここまでのお話で、答えの予想パターンのうち、どれかがわかりました。
ここから、パターン毎に用意していたお話&質問を子供にしていきます。
娘の場合、③パターンですね。
上手になるためには、どうしたらいいと思う?
ママは、家での練習が必要だと思うよ。
でも、家での練習はつまらない…。という娘。
家での練習がつまらなくても、上手になりたいなら、練習は必要だと思うよ。
練習をして、習った振り付けを覚えていかないと、次回のレッスンで、新しく教えてもらう振り付けに集中できないよ。
それに、教えてもらった振り付けは覚えていった方が、レッスンはさらに楽しくなると思うよ。
あと、最初はつまらなくても、練習しているうちに上手に振り付けを踊れたら、楽しくなると思う。
そして、つまらなかったら、どうしたら楽しく練習できるか考えて、工夫してみるのも大切だと思うよ。
娘の反応をみながら、言葉を続けます。
それと、責めているわけではないけど、練習をせずに、発表会で間違えちゃったのは、どうなんだろうか?
娘ちゃんのポジションで踊りたかった子は、たくさんいると思うよ。
他の子と比べるわけではないけど、正直、踊りこんで、しっかり練習してきている子で、娘ちゃんより目立たないポジションで
踊っている子もいたよ。
娘ちゃんが一生懸命練習して、目立つポジションだったら、納得いくかもだけど、自分より努力していなくて、踊れない子が良いポジションだったら、どう思うかな?
そういうところも考えると、振り付けは、覚えていった方がいいよね。
レッスン中に覚えられなかったら、やっぱりお家で練習した方が良いと思うよ。
家での練習が必要なこと、その理由を伝えました。
このまま、親としての想いも伝えることに。
習い事を通して、自分で学んでいく力をつけていって欲しいこと。
具体的には、先生のお手本や友達と比べて、良いところを学び、取り入れていく力や、わからないことは、先生へ質問する積極性だと思うこと。
練習を重ねて、過去の自分より成長をし、自信をつけていって欲しいこと。
練習は、目的をもって、一生懸命頑張って欲しいこと。
適当にやっていたら、得られない失敗をして、悔しい体験をして欲しい。
そこから、立ち直る力をつけていって欲しい。
また、一生懸命頑張ったからこそ、得られる達成感を味わって欲しい。
エゴかもしれないけど、心から娘を想った親としての想いを伝えます。
娘は、難しいと言いながらも、真剣なまなざしに変わり、一生懸命話を聞いてくれました。
事前に自分の気持ちを整理していたので、子供の気持ちを確認しながら、スムーズに話し合いができました。
娘は、最終的に「家での練習も頑張る!」と自分で決めてくれました。
POINT
子供の答えや、反応をみながら、準備しておいたお話しをしよう。
声かけをするためのルールづくり
特に、上達したいと言われた場合、家で練習の声かけをすることになると思います。
(自分で練習をしてくれれば、一番良いのですが…。)
まずは、声かけをするにあたって、事前に決めて置いた方が良いルールを説明します。
①練習の声かけをした方が良いか、確認
まず、そもそも練習の声かけをした方が良いか、本人に確認しておきましょう。
声かけをして欲しいと頼まれていれば、嫌な顔をされた時、声かけしてって言ってたよね?と言えます。
逆に、声かけして欲しくないと言われた時は、「声をかけなくてはいけなくなる場合」を伝えておくと良いと思います。
たとえば、毎日練習すると決めたけど、2日間練習している様子がみられなかった場合…などです。
ちなみに、我が家では、声かけをして欲しいと言われています。
平日は学校から帰ってきたタイミングで声かけをしています。
休日は、朝に声かけするようにしています。
「今日は何時から、練習する予定か教えて?」と聞きます。
以前、なかなか、練習を始めないので、声かけをしたら、「今からやろうと思っていたのに…。」と言われたことがありました。
それからは、時間に余裕をもって確認するようにしています。
WORK
練習の声かけが必要か事前に確認しておく。
声かけが必要ないとなった場合、「声かけなくてはいけなくなる場合」を決めて、伝えておく。
POINT
子供が練習しようと思っていたタイミングに、声かけが被ってしまうと、子供のやる気を奪う可能性も…。
事前に、今日は何時から、練習するの?と予定を聞いておくのもおススメです。
②練習自体のルールも決めておく
また、練習自体のルールも、事前に決めておきましょう。
まずは、練習の頻度です。
娘の場合、毎日の練習は辛いから、2日間に1回(10分)練習したいとのことでした。
学校で勉強して、帰ってきたら宿題…。
友達との遊びの約束。
小学生は意外に忙しいです。
本音で言えば、5分でも良いので、毎日練習して、習慣づけて欲しかったのですが、辛いことは続かないので、同意しました。
何より大切なのは、娘が自宅練習の頻度、方法を自分自身で決めることです。
親は、子供が迷っていたら、こうしたらどう?と提案するのはありですが、勝手に決めてはいけません。
決められたことをやらされるのは、嫌ですよね。
また、ルールが守れなかった場合のルール作りもしておきました。
我が家は、2日に1回の練習できなかったら、次は2日連続で練習する等、練習量の調整をする約束をしました。
2日に1回が、3日に1回になり、だんだん練習しなくなるパターンを経験してきたからです。
一日おきに、10分ですが、自宅練習をしているのとしていないのでは、上達が違います。
また、練習中に振付けを間違えているのを教えた方が良いか、それとも言わない方が良いかも事前に聞きました。
以前、良かれと思って、間違えているステップを指摘したら、怒らせてしまいました。
それから、話し合いをしました。
結局、娘に振り付けで間違えている部分は、教えてほしいと言われ、今は間違えている部分に気づいたら、伝えています。
実際に指摘すると、ぶーたれることが多いですが(笑)
娘ちゃんが間違えていたら、教えてほしいって言ってたから、伝えたんだよって言っています。
ただ、親側の言い方の工夫も大切。
間違えているよ!という言い方だけではなく、「すごく上手に踊れてるね!ここを直すと、更に良くなるよ!」など、他の部分をほめつつ、言うことはしっかり言うようにするのがオススメ。
うちの娘の場合は、「できていない」部分を大きく受け止めすぎてしまいます。
なので必ず、「全体的に上手になってきたよ!」「昨日、できなかった部分ができるようになったね!」など、褒めるのとセットでアドバイスをすると、聞く耳をもってくれます。
そして、指摘した部分を直そうと一生懸命な様子があったら、一度で直せなくても「意識したら、良くなってきたね!」など、全力でほめましょう。
このように、練習のルールづくりと親の工夫は大切です。
WORK
練習の頻度や、練習量(時間)、親からアドバイスを受けるか等、練習のルールづくりをしておく。
併せて、「ルールが守れなかった場合のルールづくり」もしておこう。
POINT
親がアドバイスする場合、言い方は工夫しよう。
➂練習を始める時間を、子供に決めてもらう
前述しましたが、練習を始める時間は、子供に決めてもらいましょう。
自分で決めてもらう(親に決められた感じがしない)のが重要です。
時計を読むのがまだ難しければ、長い時計の針がてっぺん(12時の位置)になったら…。
長い針が今の位置から一周したら…などでOK。
自分で決めてもらいます。
そして、これも重要ですが、できる限り、本人が決めた時間にOKを出します。
(内心、練習始めるのが、2時間後なのかよ…と思う時もありますが)
どうしても無理な場合は、夕飯を食べる時間になっちゃうから、あと10分早くできないかな?など相談します。
親としても、いつになったら練習するんだろ?と、少なくとも決めた時間まではモヤモヤせずに済みます。
また、決めた時間に練習していなければ「時間過ぎてるよ~」と声掛けするだけで済みます。
(大抵、あ!やばーい!)と言って、練習を始めます。
WORK
練習を始める時間は、子供に決めさせよう。
POINT
子供がそもそも声掛けをしないで欲しい場合、親が気を揉まないよう、毎日の練習時間を子供から報告してもらったり、練習を始める時間を固定しておくのも有効。
番外編 練習したくないと言われた場合
練習をする日なのに、「今日は練習しない!」と言われた場合。
まずは理由を聞きましょう。
今日は漢字プリントの宿題で、漢字を100個書いたから….。
お部屋のお片付け、1時間がんばって疲れちゃったから。
他のことを頑張ったから、これ以上頑張れない…の場合、じゃあ、その変わり、明日は練習するんだよ?と言います。
(これで、練習しなかったら、また話し合いですね…(笑))
単純に、サボりたい場合もあると思います。
大人でも、サボりたい時はありますよね…。
そんな時は、やはり、明日は練習しようと約束します。
我が家では、もともと、2日間に1回の練習のルールです。
大体は、練習量の調整のため、2日間連続で練習する約束をします。
毎日、練習するルールのお家なら、翌日の練習量を増やす約束をするなど、調整する約束をするのも良いと思います。
練習の調整ではなく、お休みしたい日もあるかもしれません。
普段から、お子さんの様子を気にかけて、いつもと違う様子に気が付くのも大事。
話し合いも大切です。
ただ、例えば学校ですごく嫌なことがあって、練習を休みたい。
でも、理由はすぐに話せない…そんなこともあるかもしれません。
お子さんの様子に合わせていくことが、結果として練習の継続にもつながります。
お子さんに合わせて、都度、練習は調整して(必要であればお休み)いきましょう。
逆に、練習量が物足りなくなっていれば、増やしていくのも良いと思います。
POINT
何があっても、ルールを守るというのは、子供にとっても、親にとっても負担。
かと言って、ルールを破りすぎても、意味がない。
お子さんの様子を見ながら、調整するのは、練習を継続するコツ。
家で練習したくなるアイディア
我が家では、家での練習がしやすくなるように、工夫しています。
①練習環境を整える
娘が練習をしやすいように、環境を整えています。
我が家の場合、娘はダンスを習っています。
子供部屋に、鏡を設置したり、和室にローテーブル(ダンスのお手本動画を流すパソコンを置くため)と姿見鏡を準備してみたり…。
試行錯誤を繰り返しました。
最終的には、ダイニングに踊れるスペースを作りました。
近くのダイニングテーブルにパソコンを置き、お手本のダンス動画を流して、練習しています。
姿見鏡は、気になって練習しにくいそうなので、スマホで動画撮影して、振り返りをしています。
②シールカード(スタンプカード)
我が家では、家で習い事の練習をしたら、シールカード(スタンプカード)にシールやスタンプを貼っています。
メモ用紙を使った簡単な手作りです。
最近は、スタンプではなく、100均で買ったシールを貼ることが多いです。
(連続して休んでいる日は風邪をひいていました。)
➂練習動画を流す
私は、娘が映っているレッスン動画を観るのが好きです。
(毎週、送られてくる自宅練習用の動画です。)
その動画を自分が観るために、パソコンで流すと、ダンスの練習を思い出して、踊るきっかけになる場合もあります。
練習動画ではなく、YouTubeで音楽を流すのも良いかもしれませんね。
④親も一緒に踊る(教えてもらう)
娘は、ママと練習をするのが好きです。
一人で踊るより、楽しいようです。
ただ、私はダンスは素人なので、面白い動きになってしまい、娘が笑って練習できなくなることも。
その時は、今日は振り付けの練習をするより、ダンスの練習を継続するための日…と、思うようにしています。
娘も、振り付けがわからなくて、しっかり練習したい日は、ママは踊らないで!と言います。笑
子供の習い事が、ママ(パパ)が得意ではなくても、お子さんが楽しいなら、一緒に練習するのも一つの手段です。
まとめ
子供が習い事の練習を家でしない時、どうするか。
繰り返しになりますが、結論としては
「まずは、親が自分と子供の気持ちに向き合う。その上で、練習が必要であれば、促す。」です。
練習が必要と判断した場合の、練習するための声かけの仕方・練習したくなるアイディアも載せました。
せっかく始めた習い事です。
家でも、楽しく練習を続けて、お子さんが有益な体験を重ねてくれると良いですね。
また習い事だけでなく、子育て中の悩みは尽きません。
お子さんの友達が家に遊びにきて、ストレスが溜まっている方はいらっしゃいませんか?
そんな方には、こちらの記事もおススメです。良かったら覗いてみてくださいね!