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サイト主のめんだこです。
子供の体調不良や異変に上手く対応できなくて
落ち込んでいる、自分を責めているお母さんはいらっしゃいますか?
お子さんの症状への対応を間違えたり、受診が遅れてしまって
自分を責めてしまうこと、ありますよね。
今回は、娘がウイルス性イボになった出来事と私が自分責めをどのように乗り越えたかお話しします。
結論だけ読みたい方は、下の目次からまとめ(コツ)をお読みください。
この記事がおすすめの人
お子さんの症状に関連して、自分を責めている人
お子さんがいて、事前にウイルス性イボを知っておきたい人
ウイルス性イボになったor治療中の人で体験談を読みたい人
ウイルス性イボって知ってる?
ウイルス性イボ(尋常性疣贅)をご存じですか?ウイルスが感染してできたイボのことで、人から人へ感染します。
私の娘の場合は、左かかとに発症。イボの特徴の1つである出血班が見られました。(ざっくり言うとイボの中央がところどころ黒く見える)
以下、原因・症状になります。
ヒトパピローマウイルスが皮膚表面の傷から感染することにより起こります。このウイルスはコンジローマや、子宮頸がんを引き起こすものとは異なる型のヒトパピローマウイルスになります。
足裏、足指、手のひら、手指などに、盛り上がりのあるしこりができます。多くの場合で1箇所だけでなく、数カ所に同時発生します。最初は足にできて、触ってしまうことにより手指や手のひらに症状が拡がってしまうこともあります。
イボは一般的にふくらみのある「できもの」のイメージですが、足の裏にできた場合には体重がかかることによってあまり隆起せず、外観が魚の目やタコと似ていることから受診が遅れがちになるケースがあります。
表面がザラザラしていて、少しだけ削ると黒い点が見られるのがイボの特徴です。黒い点はウイルスにより、増殖した毛細血管になります。
娘の左かかとにイボができた
習いごとのダンス発表会前日に発見(2022・12月)
2022年のクリスマス頃、娘の左かかとに異常をみつけました。
きっかけは娘の自己申告です。
肌色のポチッとした少し硬い突起(2ミリ程度)が2つできていました。
なんだろう?
ちょうど、習い事のダンス発表会の前日でした。
幸い、痛みはなく、気にしつつも、家にあったポリベビー(主におむつかぶれの時に使う市販の塗り薬。我が家では色んな箇所に多用)を塗って様子を見ることにしました。
娘が無事に発表会を終えたことで緩む心
よかった…
数日、ポリベビーを塗るも変化なし。痛みもないようだし…と年末だったこともあり、気にしなくなっていきました。
1月中頃
年が明けて1月中頃
また娘に言われて、かかとを見ると、2つある突起のうちの1つが固く少し大きくなっていました。
夫と相談。ウオノメみたいだよね、とりあえず、家にあるウオノメコロリ(ウオノメ・タコの市販治療薬)を塗ろうか…となりました。
今思えば、この時点で医者に行けばよかったのですが、偶然の不運が重なります。
それは、私がちょうど足裏のウオノメ・タコを自己治療中だったこと。
パート仕事は立ち仕事。家事育児にかまけて、つい身体のケアを
怠ったためにできたであろう、ウオノメ・タコ。
ちょうど、年末にウオノメコロリを買って
自己治療中だったんですよね…。
家にウオノメコロリがなければ、わざわざ買って娘に塗ることなく
医者に行ったと思います。とほほ。
診断を受けた2月中頃
娘がウオノメコロリを塗って1か月
途中、2つの内、小さいほうの突起がきれいに治ったことで、治療方法に間違いないと確信していました。
もう1つの突起が治るのを今か今かと心待ちにしておりました。ところが、
娘が「かかとが痛い」というのです。
あわてて確認すると、昨日まで治りかけていると思っていた突起があった場所(ウオノメコロリによって、突起はほぼ無くなっていました)が黒くなっています。
翌日、あわてて皮膚科を受診
今までの経緯を伝え、診察してもらうと
「ウイルス性のイボですね」
ウイルス性イボなんて、聞いたこともありません。
「治療に半年はかかると思って下さい。毎週、治療に通ってください。」
「治療法は2つあります。早く治るけど痛い治療法(液体窒素でイボを凍らせる)と痛みは少ないけど治るのが遅い治療法(酸性の薬をイボに塗る)です。」
事前知識もなく、決断しなくてはいけない…
結局、治療を受けるのは娘ということで、娘希望の痛みが少ない治療法を選びました。
どうして、医者に行かなかったんだろう(自分責め)
帰宅してからは、娘のイボしか考えられず、頭がぐるぐる。
自己判断で、治療をしなければ、完治の見通しが半年になるほど悪化しなかったのでは。(イボ治療は元々時間がかかるけれど、早めの受診がやはり有効だそうです。)
せっかく、来週から新しいダンス振付がはじまる!と娘が喜んでいるのに、踊れるのだろうか?
治療方法の選択は正しかった?他のクリニックでは、痛い治療方法が主流のようだ。選択を間違えたかな…
でも、小学生の子が泣き叫んだって書いてあるぞ。半年の長期治療だし、むしろ良かったのでは。あぁ、でもウイルス性イボは他の場所に感染するのか。治療中に増えたり、他の場所に広がったら?途中で、治療方法は変えられるのだろうか?
液体窒素治療によって、数日、歩くのが辛くなる人もいるようだ。そうすると、週1で治療するとして、通う曜日を考えないと、それこそダンスが踊れない…
ネットでひたすら調べまくりました。徐々に精神的に追い詰められていきます。
わたしのせいで、娘に辛い思いをさせる。
ごめん。本当にごめんね。
全て受け入れて、前向きに立ち向かう決意→感謝がうまれて乗り越える
受け入れる
もやもやもやもや
考えて、考えて…私が行きついたのは、全てを受け入れることでした。
私は失敗した。自分の選択で起きた失敗だから、逃げないで受け入れよう。
あの時は、自己治療が最善と思ったのだ。
選択したのは自分だ。その事実を受け入れて、責任を取ろう。
娘がイボで辛い想いをした時は、全て受け入れて支えよう。毎週、前向きに皮膚科に通おう。
これから起こるかもしれない、最悪の事態は考えるだけ考えた。(例えばイボが増えていく)
後はもう、考えても堂々めぐりで、ただの妄想に過ぎない。
自分を責めるのは止めよう。
自分を責めても何も解決しないどころか、メンタルがやられる。
私がメンタル不安定になると、娘に悪影響だ。完全に止めるのは難しいけど、止めるとまずは決めよう。
問題に目を向けても仕方ない。今やれることは何かだけ考えよう。
立ち向かう
自分に何ができるか考えました。
自分がウオノメがあった時、廊下を裸足で歩くと痛いので、分厚い靴下を履いていたのを思い出し、
ネットで娘用の厚手の靴下を注文しました。痛みの症状は落ち着いた様子だけれど、痛みが出た時、すぐ対応できるようにイボ用の質が良い絆創膏を発注しました。
イボで疑問に思ったことは、自己判断せず、全てメモに残して、医者に相談しました。
週1の通い治療しかできないので(家で塗る薬はなかった)、イボが増えていないかのチェックをかねて
1日3回かかとに話しかけました。笑われるかもしれませんが、日々、少しでも何かをしてあげたかったのです。
すると、直視するのも辛かった娘のイボも、不思議なもので、だんだんかわいく思えてきます。
早く治ってね。いつも頑張ってくれてありがとう。大好きだよ。
毎日、娘のかかとに話しかけました。それを聞いて娘は笑っていました。
感謝がうまれて乗り越える
そうして過ごすうちに、感謝が湧いてきました。
通える範囲に皮膚科があること
娘が嫌がらずに皮膚科に通ってくれていること
治療費を払うお金があること
そして、気づきました。
毎週ダンスの練習に通えるありがたさ
娘がダンスの自主練をしなくても、練習に通えただけで、OK
当たり前のように運動できていたのは、実は本当にすごいこと
イボになったのは辛いことだったけれど、色々なことに気づかせてくれてありがとう。
そんな風に思うようになりました。この時点でだいぶ心が楽になって、前向きに娘の治療に向き合えるようになっていました。そして、自分を責める気持ちは消えていました。
まとめ(コツ)
まとめ(コツ)
私が自分責めを止めるために有効だったのは、自分が失敗した事実を認めて受け入れることでした。
そして、変えられない起こった問題について考えるのではなく、自分にできることだけにフォーカスして考えることです。
また、気づきと感謝はこの出来事がただ不幸なことではなく、学びも授けてくれたと思わせてくれました。
自分を責めたままだと、余裕を失い、気遣うべき対象の子供に対して、穏やかな対応さえできなくなります。(恥ずかしながら経験談)
同じようなお母さんはいますか?大丈夫です。まず前提として、それはお子さんのことを真剣に考えているからです。お子さんを大切に思っているからです。毎日本当にお疲れ様です。間違えたくなくても、判断を間違えることもある。
そんな自分を責めずに、自分だけは味方でいましょう。
自分を責めたくなる時は、自分を労わる時でもあるのですから。
おまけ
完治に半年かかると言われていた娘のイボですが、なんと治療開始から1カ月で綺麗な皮膚が戻ってきました。
医者には完治までもう少しとお墨付きをいただき、桜が満開の頃には皮膚科を卒業しているかもしれません。楽しみです!